健康のためのゴルフをはじめよう
ゴルフは広大な土地を使って行うスポーツです。
普通の施設では20~30万坪の敷地面積があります。
ゴルフというスポーツはウッドやアイアンなどのクラブでボールを打って目標地点の穴の中に
入れるスポーツです。
ただ、その穴(ホール)までの距離が他のスポーツに比べて格段に遠く、その上山や谷、池などさまざまな
障害物があって、その技術レベルにはおくの深いものがあります。
1ラウンド18ホール 1ラウンド約4時間前後、広大な自然の中を7~8Km歩く。 初心者は初心者なりに楽しめ、上級者は上級者なりに違った楽しみ方が出来ます。 その理由は、歩くだけの体力があれば誰でも出来ますし、ハンディという独特の制度があって 下手なものと上級者が対等に戦えます。 下手な人がハンディがもらえて、しかも上級者が70cmの距離をパットミスする事もあれば、 初心者が10mのパットを一発で入れることもあります。 |
このように意外性や運不運があって必ずしもうまいものがいつも勝てるとは限らないということも、ゴルフの大きな魅力のひとつになっています。
ゴルフの発祥
ある日、スコットランドの羊飼いが暇をもてあましていて、手に持った杖で小石を何気なく打ったら、
小さな穴にポトンと入りました。
おやっと思って今度は狙って打つと入りません。
簡単に見えて結構難しい。
夢中になって何度も続けて打ちました。
これがゴルフ発祥になったといわれています。
エチケットとマナー
最低限下記のことは気をつけましょう。
自分のプレーは迅速に
他人が打つときは近づかない
打つ人より前に出ない
ゴルフ場を荒らさない、いためない、いためたらすぐに直しておく。
用語
ティグランド:
プレーの出発点です。ボールを置いて目標に向けて打っていきます。
スルーザグリーン:
フェアウェイとラフで出来たグリーンまでの道筋です。
フェアウェイ:
スルーザグリーンのうち、芝が短く刈って打ちやすくした区域です。
ラフ:
スルーザグリーンのうち、芝が伸びて打ちづらい区域です。
グリーン:
特別に芝がきれいに整備された区域でそこに設けられたホール(穴)にボー ルを最終的に
いれるところです。
ホール:
グリーンに作られた穴ののこと。別にティーグランドからそのグリーンまでの総称としても使います。
ハザード:
コース内のバンカーや池や川のことの総称です。
バンカー:
砂をいれたくぼみ地のことです。
ウォーターハザード:
コース内の池や川のことです。
アウトバウンズ:
OBのことでコース外という意味です。OBの場合、一罰打を払って元の位置から打ち直しとなります。
スコア:
18ホールとか36ホール(プロ競技では4日間72ホール)の打数を合計したものです。
ゴルフ道具について
クラブは14本以内という制限があります
ウッド:4本
ドライバー(1番)
スプーン(2番)
バッフィ(3番)
クリーク(4番)
アイアン:9本 3、4、5、6、7、8、9番、
P・W(ピッチング・ウェッジ)
S・W(サウンド・ウェッジ)
パター:1本
ウッド飛距離
1番ウッド | ドライバー | 220ヤード |
2番ウッド | スプーン | 200ヤード |
3番ウッド | バッフィ | 190ヤード |
4番ウッド | クリーク | 180ヤード |
アイアン飛距離
3番アイアン | 180ヤード |
4番アイアン | 170ヤード |
5番アイアン | 160ヤード |
6番アイアン | 150ヤード |
7番アイアン | 135ヤード |
8番アイアン | 120ヤード |
9番アイアン | 110ヤード |
ピッチング・ウェッジ:
100ヤード
サウンド・ウェッジ:
55ヤード
ドライバーを選ぶ上での目安
身長 | 体重 | 長さ | 硬度 | バランス | 適用 |
180cm | 80Kg | 431/2インチ | XX | D4 | 体力抜群のスポーツマン |
175cm | 70~75Kg | 431/4インチ | X | D3 | 若さ体力両方抜群の人 |
170cm | 70Kg前後 | 43インチ | S~X | D2 | 若さ体力に自身のある人 |
165cm | 65Kg | 421/2インチ | R~S | D0~D1 | 普通の体力の人 |
160cm | 60Kg | 42インチ | A~R | D0~D1 | 普通の体力の人 |
155cm | 55Kg | 411/2インチ | A | D0~D1 | 体力にあまり自信のない人 |
150cm | 50Kg | 41インチ | A~L | D6 | 体力にあまり自信のない人 |
145cm | 45Kg | 40インチ | L | D0 | 女性やジュニア |
ボロン・ケプラー等の新素材カーボン:
パワーがあってパンチ力のある強打者です。
軽量、超軽量スチール:
腕力のない人、やわらかく振るスウィンガー向きです。
カーボンシャフト:
非力で多少曲がっても飛ばしたい人向きです。
初心者のためのクラブの選び方注意事項
シャフトの素材はスチールが無難、新素材、新製品に惑わされないようにします。
初心者がクラブを選ぶときは初級・中級者向きのクラブを選びます。
外国のクラブより国産の方が無難です。
ウッド+アイアンのセットで買った方が安心です。
ウッドは1,3,4,5番の4本は欲しいです。
アイアンは3番からでよいです。
ピッチングウェッジ、サウンドウェッジもセットで買います。
新製品よりもロングセラーのクラブを選びます。
その他に必要なもの(小物)
ボール
スモールボールとラージボールがある。ラージボールが主流になりつつ あります。
一般アマチュアにはツーピースがお勧めです。
ティッピング
ティグランドから打つときにボールに乗せて地面から浮かせて打つための ものです。
マーカー
グリーン上に乗ったボールの位置を一時的にわかるようにしておくピン付のコインです。
100円硬貨で代用してもいいです。
グリーンフォーク
グリーンに落ちたボール跡のくぼみを直すためのものです。
その他に必要なもの(バック、ウェアなど)
キャディバック、ゴルフシューズ、グローブ、ソックス、ウェア、 スラックス、帽子、レインウェア、
ゴルフ傘、靴の鋲、バンドエイドなどがあります。
基本をしっかり身につけよう
何のスポーツでもそうですが、ゴルフは特に基本が大切です。自己流は結局大きな回り道になりますので
身近に上級者に積極的に教わりましょう。
特に正しいグリップを身につける事が大切です。グリップが悪いと絶対に上達しません。
お金に余裕があれば、練習場に専属のレッスンプロがいますから個人レッスンを何回か受けることをお勧めします。
打ちっ放しの練習場にもいます。
最初に基本のグリップ・アドレス・スウィングをしっかり身につければ上達も早い事うけあいです。
ただし、ゴルフは簡単には上達しません。
他の人より上手くなるにはそれなりの時間と労力は覚悟しなければなりません。
ゴルフは、ゆったり、広々とした環境で 出来るので健康のためには非常にお奨めなスポーツです。
※参考文献:谷口信弘著 「はじめてのゴルフ」 新星出版社